2008年ノーベル医学賞を受賞 − ハラルド・ツア・ハウゼン氏
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(© picture-alliance/ dpa)
ハイデルベルクにあるドイツ癌研究センター(DKFZ)のハラルド・ツア・ハウゼン氏が、今年のノーベル医学賞を受賞することになりました。ストックホルムにあるスウェーデン・カロリンスカ研究所によると、この72歳の研究者は、子宮頸癌を引き起こすヒトパピローマウイルスを発見したことに対し、賞を授与されました。
このドイツの研究者の発見は癌治療に大きな意味を持っています。ハラルド・ツア・ハウゼン氏は30年も前からパピローマウイルスを研究してきました。そして彼は、このウイルスの中の特定のタイプが子宮頚頑を引き起こすことを初めて発見した研究者でした。彼の研究によって子宮頚癌のワクチンが開発され、市場に出ました。
100万ユーロの賞金がついたノーベル医学賞を、フランスの2人のエイズ研究家、フランソワーズ・バレシヌシ氏とリュック・モンタニエ氏と分かち合うハラルド・ツア・ハウゼン氏にとって、この受賞は研究者としての経歴においてハイライトとなりました。
ハラルド・ツア・ハウゼン氏は、これまでの研究に対して、ロベルト・コッホ賞をはじめ、レイモン・ブルジーヌ賞、パウル・エーリッヒ賞に至る、主な学術賞のほとんどを受賞しています。ハラルド・ツア・ハウゼン氏は、医学部を卒業して12年後、エアランゲン・ニュルンベルク大学で初めて大学教授としてウイルス学の教鞭をとりました。そして1977年にはフライブルク大学に移りました。ヘルムホルツ協会の大規模研究施設、ハイデルベルク大学のドイツ癌研究センター(DKFZ)とは、長年にわたって協力関係にありました。1983年から2003年の20年間、彼はDKFZ基金の理事会メンバーであり、その代表も務めました。2003年からツア・ハウゼン氏は、ハレにあるレオポルディナ科学アカデミーの副会長を務めています。
ツア・ハウゼン氏には他の受賞者と共に12月10日ストックホルムでノーベル賞が授与されます。これまで78人のドイツ人がノーベル賞を受賞しています。そのうち67人は自然科学および医学分野での業績で受賞しました。昨年は物理学者のペーター・グリューンベルク氏と化学者のゲルハルト・エルトル氏がノーベル賞を受賞しています。ドイツ人が医学賞を受賞するのは、1999年の生化学者ギュンター・ブローベル氏以来です。