ドイツのアートホテル
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ハンブルクのホテル「ルイス・C・ヤコブ」
ハンブルクというと薄暗く湿っぽい天候を連想しますが、ここは別天地。菩提樹の下の椅子には太陽の光がさんさんと降り注いでいます。1902年、マックス・リーバーマンはハンブルクのホテル「ルイス・C・ヤコブ」に数ヶ月滞在し、このホテルのテラスを描きました。高級邸宅が立ち並ぶエルプショゼー地区にある「ルイス・C・ヤコブ」は戦災を免れ、戦後の旧建築取り壊しの波も無事に切り抜け、「リーバーマンの部屋」も丹精こめて修復されました。その部屋の壁には、画家の手になる、やや小型の大変美しいホテルの庭の絵が掛けられています。有名な絵画『菩提樹のテラス』は、いまはハンブルク美術館に展示されています。
ホテル「ル・ロイヤル・メリディアン」もハンブルクにありますが、ここは現代アートが専門。客室数284のこのホテルには、ハンブルク在住の現代アーティストのオリジナル作品600点以上が、いたるところに飾られています。部屋のバスタブからの眺めも最高。外アルスター湖を中心とした風景は、刻々と変化し、名画を見ているような心地にさせます。
ベルリンの「アルテ・ルイーゼ・クンストホテル」は、1999年の開業。都心の古い建物の1階はアトリエ、2階以上をホテルに改造し、とくに美術家や美術ファンの間で人気を博しています。客室はすべて著名なアーティストがデザインしたもので、ひとつとして同じものはなく、ホテル全体がギャラリーのよう。また、階段室の壁面には、芸術的な筆致で箴言が描かれていて、階を上がるごとに“人生の知恵”を学べるという趣向も、ユニークで楽しめます。